
はじめに:F1界の若きスター、ピアストリの現在地
2026年1月現在、F1界で最も注目を集めているドライバーの一人が、オーストラリア出身のオスカー・ピアストリです。
マクラーレンでの活躍が目覚ましい彼ですが、今後のシート事情について多くのファンが関心を寄せています。
この記事では、ピアストリの~2026年までのキャリアと、2027年以降のシート動向について、最新情報をもとに詳しく解説していきます。
ピアストリって何者?ジュニア時代からの華麗なる経歴
ジュニアフォーミュラでの圧倒的な実績
ピアストリを語る上で外せないのが、そのジュニアフォーミュラでの輝かしいキャリアです。
彼の経歴は本当にすごいんですよ!
連続3年チャンピオン獲得という偉業
- 2019年:フォーミュラ・ルノー・ユーロカップ王者
- 2020年:FIA F3王者
- 2021年:FIA F2王者
この「3年連続でのステップアップとタイトル獲得」という記録は、F1界でも極めて稀です。
過去にシャルル・ルクレール(フェラーリ)やジョージ・ラッセル(メルセデス)が達成していますが、このような経歴を持つドライバーは、ほぼ例外なくF1でも成功を収めています。
父のクリス・ピアストリが創業した自動車ソフトウェア会社HPチューナーズから最大650万豪ドル(約6億円)もの支援を受け、万全の体制でキャリアを積んできたピアストリ。その投資が見事に実を結んだと言えるでしょう。
アルピーヌからマクラーレンへの"契約騒動"
2022年、F1界を揺るがす契約騒動がありました。
当時、アルピーヌ(旧ルノー)の育成ドライバーだったピアストリが、アルピーヌの発表を拒否し、「私はアルピーヌとは契約していない」と公式にツイート。
最終的に雇用仲裁裁判所の判断により、2023年からマクラーレンでF1デビューすることが決定しました。
この騒動は「信頼の崩壊」が原因だったとピアストリ本人が語っています。
アルピーヌでの将来性に疑問を感じ、マクラーレンという伝統チームを選んだ彼の決断は、結果的に大正解でした。
2023-2025年:マクラーレンでの急成長
2023年(ルーキーイヤー):堅実な滑り出し
F1デビューイヤーとなった2023年、ピアストリは22戦に出場し、総合9位でシーズンを終えました。
優勝はなかったものの、2回の表彰台を獲得し、97ポイントを獲得。
特筆すべきは、ルーキーながら速さと安定性を両立させた走りです。
大きなミスが少なく、チームメイトのランド・ノリスとも良好な関係を築きました。
2024年(2年目):初優勝とさらなる飛躍
2024年シーズンは、ピアストリにとって忘れられない年になりました。
主な成績
- 総合順位:4位
- 優勝回数:2勝(ハンガリーGP、アゼルバイジャンGP)
- ポイント:292点(前年の約3倍!)
- 表彰台:8回
- 全1444レーシングラップを完走(信頼性の高さの証明)
7月21日のハンガリーGPでF1初優勝を達成したピアストリ。
この時、チームメイトのノリスとのチームオーダー(順位交代)が物議を醸しましたが、最終的にノリスがピアストリに勝利を譲る形となりました。
個人的には、このハンガリーでの初優勝は感動的でした。
ジュニアフォーミュラから圧倒的な実績を持っていた彼が、ついにF1でも頂点に立った瞬間は、多くのファンの心を打ったはずです。
2024年シーズンの偉業
2024年シーズン全1444ラップを完走したピアストリは、ミハエル・シューマッハ、ルイス・ハミルトン、マックス・フェルスタッペンに続き、史上4人目の「全ラップ完走」を達成したドライバーとなりました。
これは驚異的な記録です!
2025年(3年目):タイトル争いへの参戦
そして2025年シーズン、ピアストリはさらに成長を遂げました。
2025年シーズン実績
- 総合順位:3位(自己最高位!)
- 優勝回数:7勝(中国、バーレーン、サウジアラビア、アメリカ、スペイン、ベルギー、オランダ)
- ポールポジション:6回(初のポール獲得含む)
- ポイント:410点
- 表彰台:16回
- 年俸:1,000万ドル(約15億円)+ 4,100万ドルのボーナス(合計約56億円)
2025年は、チームメイトのランド・ノリスとマックス・フェルスタッペン(レッドブル)との三つ巴のタイトル争いを展開。
最終的にノリスがドライバーズチャンピオンを獲得し、マクラーレンはコンストラクターズチャンピオンも手にしましたが、ピアストリの3位という成績も素晴らしいものでした。
中国GPで初のポールポジションを獲得したことも、大きな転換点でしたね。
予選での速さも証明し、「速いけど決勝で勝てない」というイメージを完全に払拭しました。
契約状況と2026年以降のシート事情
現在の契約:2028年まで確定
多くのファンが気になるピアストリの契約状況ですが、公式には2028年末までマクラーレンと契約しています。
契約の経緯
- 2023年:マクラーレンと複数年契約でデビュー
- 2023年9月:早くも2026年末までの延長を発表
- 2025年3月:さらに2028年までの複数年延長を発表(オーストラリアGP開幕直前)
表面的には、ピアストリのマクラーレン残留は確実に見えます。
しかし、F1の世界では契約に「脱出条項(exit clause)」が含まれることが一般的で、特定の条件下では契約を解除できる可能性があります。
2027年問題:フェラーリ・レッドブル移籍の噂
2025年10月以降、F1パドックでは「ピアストリが2027年にフェラーリへ移籍する可能性」が噂されています。
移籍の噂が出る理由
- 2027年のドライバー市場が大きく動く可能性
- マックス・フェルスタッペンの去就(レッドブルから移籍?F1引退?)
- シャルル・ルクレール(フェラーリ)の契約状況
- 各チームの戦力補強のタイミング
- チームメイトとの関係性
- 2025年シーズン中、ノリスとのチームオーダーで摩擦が報じられた
- 両者ともチャンピオン争いができるレベルのドライバーであり、チーム内での扱いが難しい
- フェラーリの関心
- スイス紙「Blick」が「ピアストリは2027年のフェラーリ入りを視野に入れている」と報道
- シャルル・ルクレールのマネージャーも「2027年のF1市場は大きく動く」と意味深な発言
- レッドブルの関心
- 一部メディアが「ピアストリが2027年にレッドブル移籍を検討している」と報道
- もしフェルスタッペンが離脱すれば、最有力候補の一人
ピアストリ本人の発言:2026年半ばに決断
2026年1月の報道によると、ピアストリとマネージャーのマーク・ウェバー(元F1ドライバー)は、2026年半ばに将来を決断すると考えているとのこと。
これは非常に戦略的な判断です。
2026年はF1の新レギュレーション初年度となり、各チームのパワーバランスが大きく変わる可能性があります。
マクラーレンが引き続き速いマシンを提供できるのか、それともレッドブルやフェラーリが巻き返すのか──
2026年前半の戦績を見極めてから決断するというわけです。
個人的な見解:ピアストリの未来はどうなる?
ここからは、私の個人的な感想と予想を述べさせていただきます。
マクラーレン残留が最も現実的
正直なところ、ピアストリはマクラーレンに残留する可能性が最も高いと私は考えています。
理由1:マクラーレンの競争力
2024-2025年のマクラーレンは、間違いなくグリッド最速クラスのマシンを提供しています。
2025年にはコンストラクターズチャンピオンも獲得しました。
この競争力が2026年以降も続くなら、わざわざリスクを冒して移籍する必要はありません。
理由2:チーム内での立場確立
デビューから3年、ピアストリはマクラーレン内で確固たる地位を築きました。
チームメイトのノリスとは確かにバトルがありますが、それは両者が速い証拠。むしろ健全な競争関係とも言えます。
2028年までの契約延長も、チームがピアストリを長期的な柱と考えている証拠です。
移籍先で1から関係を築くより、すでに信頼関係があるマクラーレンでの方が、タイトル獲得の可能性は高いでしょう。
理由3:年齢的な余裕
ピアストリは2001年4月生まれで、2026年でまだ24-25歳です。
F1ドライバーとしてはキャリアの初期段階であり、焦って移籍する必要はありません。
マクラーレンで数年間、チャンピオン争いを続け、タイトルを獲得してから、キャリア後半でフェラーリのような名門に移籍するという選択肢もあります。
ただし、条件次第ではフェラーリ移籍もあり得る
一方で、特定の条件が揃えば、フェラーリ移籍も十分あり得ると思います。
シナリオ1:マクラーレンが失速する
2026年の新レギュレーションで、マクラーレンがアドバンテージを失う可能性はゼロではありません。
もしマクラーレンが中団に落ちる一方、フェラーリが最強マシンを開発したら?
ピアストリの決断は変わるでしょう。
シナリオ2:ノリスとの関係悪化
現時点では両者の関係は良好とされていますが、2025年のようなタイトル争いが続けば、チーム内の緊張は高まります。
特に、チームオーダーでピアストリが不利な扱いを受け続けると感じれば、移籍を検討する可能性は高まります。
シナリオ3:フェラーリからの魅力的なオファー
フェラーリは、F1で最も歴史と威厳のあるチーム。多くのドライバーにとって「フェラーリで走る」ことは夢です。
もしルクレールとのペアでナンバー1ドライバーとして扱われる保証があれば、ピアストリも真剣に検討するでしょう。
年俸面でも、フェラーリは魅力的なパッケージを提示できるはずです。
レッドブル移籍の可能性は?
レッドブル移籍については、可能性は低いが完全には否定できないというのが私の見解です。
もしフェルスタッペンがF1を離れる、あるいは他チームに移籍するなら、レッドブルは間違いなくトップドライバーを探します。
その候補にピアストリが入るのは自然です。
しかし、レッドブルは伝統的に自チームの育成ドライバーを重視しており、外部からのトップドライバー獲得には慎重です(過去の例外:セルジオ・ペレス)。
ピアストリがレッドブル育成出身でない点は、移籍のハードルになるでしょう。
2026年シーズンが全てを決める
結論として、2026年シーズンのパフォーマンスが、ピアストリの未来を決定づけると言えます。
- マクラーレンが引き続き速ければ → 残留の可能性大
- マクラーレンが失速すれば → 移籍を真剣に検討
- ノリスとの関係次第 → チーム内の力関係が影響
ピアストリ本人とマネージャーが「2026年半ばに決断」と考えているのは、まさにこの状況を見極めるためでしょう。
新レギュレーションの初年度である2026年のデータが、今後数年間のF1勢力図を示す重要な指標になります。
ピアストリに期待すること
個人的には、ピアストリにはマクラーレンでドライバーズチャンピオンを獲得してほしいと思っています。
2025年に3位、その前の年は4位と着実にステップアップしています。
マクラーレンのマシンが速い今、あと一歩でタイトルに手が届く位置にいます。
ジュニアフォーミュラで3年連続チャンピオンを獲得した実力者です。
F1でも同じように、複数回のチャンピオン獲得を期待したいですね。
そして、もし数年後にフェラーリやレッドブルのような名門に移籍するなら、それはそれで新たな挑戦として応援したいと思います。
ルイス・ハミルトンがマクラーレンからメルセデスに移籍して成功したように、ピアストリも新天地で花開く可能性は十分あります。
まとめ:ピアストリのシート事情2026
- 現契約:2028年末までマクラーレンと契約済み
- 2023-2025年の実績:着実に成長し、2025年は総合3位
- 2026年:新レギュレーション初年度の成績が今後を左右
- 2027年以降:フェラーリ・レッドブル移籍の噂があるが、マクラーレン残留の可能性も高い
- 決断時期:2026年半ばに本人とマネージャーが判断予定
オスカー・ピアストリは、間違いなくF1の未来を担うスター候補の一人です。
20代前半で、これからさらに成長する可能性を秘めています。
2026年シーズンは、F1ファンにとってもピアストリファンにとっても、目が離せない1年になるでしょう!