
はじめに
2025年12月に発表されたレッドブル陣営の2026年ドライバーラインナップ、衝撃でしたよね。
日本の期待を背負う角田裕毅選手が、レギュラーシートを失い、テスト兼リザーブドライバーに"降格"することが決まりました。
でも、これって本当に「降格」なのでしょうか?
それとも、新たなチャンスへの布石なのでしょうか?
今回は、角田選手が2026年にテストドライバーとして具体的にどんな活動をするのか、そして2027年以降のF1復帰シナリオについて、個人的な感想も交えながら詳しく解説していきます。
角田裕毅、2026年はテスト&リザーブドライバーへ
正式発表の内容
2025年12月2日、オラクル・レッドブル・レーシングは2026年シーズンのドライバーラインナップを正式に発表しました。
マックス・フェルスタッペンのチームメイトにはアイザック・ハジャーが抜擢され、2025年の日本GP以降レッドブルで活躍していた角田裕毅選手は、テスト兼リザーブドライバーという役割に変更されることになったんです。
角田選手本人もSNSで「2026年からはレッドブルのテスト兼リザーブドライバーになり、一度はシートを離れることになりますが、最高のF1ドライバーになる夢はまだ諦めていません」とコメントしています。
この言葉からは、悔しさと同時に、強い決意が感じられますよね。
なぜこの決断に至ったのか
レッドブルのCEOであるローラン・メキース氏は、この決断が「非常に難しいものだった」と語っています。
角田選手の実力は認めつつも、2026年の新規則(パワーユニットやシャシーが大きく変わる年)に向けて、若手のハジャーに賭けるという戦略的判断だったようです。
個人的には、これはレッドブルらしい決断だと感じました。
彼らは常に「速さ」を最優先し、時には冷徹とも言える人事を行ってきましたからね。
ただ、角田選手をレッドブルファミリー内に残したことは、彼の価値を認めている証拠だとも言えます。
テストドライバーって具体的に何をするの?
シミュレーター作業が中心
テスト&リザーブドライバーの最も重要な仕事の一つが、シミュレーター作業です。
現代のF1チームは、レッドブルの本拠地(ミルトンキーンズ)に最先端のシミュレーターを備えていて、ここで新しいセットアップやアップデートパーツの検証を行います。
角田選手は2026年、このシミュレーターで何百時間も過ごすことになるでしょう。
レースウィークエンドごとに、フェルスタッペンとハジャーが実際のサーキットで走る前に、あらゆるセットアップを試し、データを提供する役割です。
これは地味に見えますが、チームの競争力を支える超重要な仕事なんですよね。
実車テストの機会
F1では、シーズン中の実車テストが大きく制限されていますが、プレシーズンテストやポストシーズンテスト、そしてタイヤテストなどの機会があります。
- プレシーズンテスト(2月頃):新車の初走行。通常3日間程度開催される
- ピレリタイヤテスト:新しいタイヤコンパウンドの開発テスト
- ヤングドライバーテスト:シーズン終了後に開催される育成プログラム
- フリー走行1回目(FP1):一部のレースでリザーブドライバーが走行する義務がある
角田選手の場合、25歳という年齢と豊富な経験があるため、これらのテスト走行で重要な役割を担うはずです。
特に2026年は新規則の初年度なので、開発テストの重要性が増します。
緊急時の代役出走
リザーブドライバーの本来の役割は、レギュラードライバーが病気やケガ、その他の理由で走行できなくなった時に、即座に代役を務めることです。
2026年シーズン中、もしフェルスタッペンやハジャーに何かあれば、角田選手にチャンスが巡ってきます。
実際、過去にはリザーブドライバーから代役出走し、そのパフォーマンスでレギュラーシートを勝ち取った例もあるんです。
エンジニアとの密な連携
テストドライバーは、単に速く走るだけではダメです。詳細なフィードバック能力が求められます。
- マシンの挙動を正確に言語化する
- データを見ながらエンジニアと改善策を議論する
- 様々なセットアップを試して比較分析する
- 新しいパーツの効果を客観的に評価する
角田選手は、これまでも「フィードバックが的確」と評価されてきました。
この能力を磨くことで、ドライバーとしてだけでなく、将来的にチーム運営側に回る道も開けるかもしれません。
過去のリザーブドライバーから見る成功例
アレクサンダー・アルボン
アルボン選手は、2020年にレッドブルのレギュラーシートを失った後、2021年をリザーブドライバーとして過ごしました。
そして2022年、ウィリアムズからF1復帰を果たし、現在もレギュラードライバーとして活躍しています。
これは「リザーブ降格=キャリア終了」ではないことを示す好例です。むしろ、一度立ち止まって自分を見つめ直し、弱点を克服する時間になったと、アルボン自身が語っています。
ジョージ・ラッセル
ラッセルは2020年、メルセデスのリザーブドライバーを兼任しながらウィリアムズで走行していました。
そして2020年サキールGPで、新型コロナウイルスに感染したルイス・ハミルトンの代役としてメルセデスから出走。
圧倒的なパフォーマンスを見せ、2022年からメルセデスの正式ドライバーに昇格しました。
「代役一戦がトップチーム昇格に直結した典型的成功例」として、F1史に残るストーリーですよね。
ニコ・ヒュルケンベルグ
「スーパーサブ」と呼ばれるヒュルケンベルグは、レギュラーシートを失った後も何度もリザーブドライバーとして代役を務め、そのたびに高いパフォーマンスを発揮。2023年にはハースからF1復帰を果たしました。
彼の例は、「年齢を重ねてもチャンスはある」ことを証明しています。角田選手は2026年時点で26歳。まだまだ若く、十分にチャンスがあると言えるでしょう。
角田裕毅、2027年F1復帰のシナリオは?
さて、ここからが本題です。
角田選手は2027年、再びF1のレギュラーシートを獲得できるのでしょうか?
いくつかのシナリオを考察してみます。
シナリオ①:2026年シーズン中の緊急昇格
可能性:中程度
もし2026年シーズン中に、レッドブルまたはレーシングブルズのドライバーに不調やアクシデントがあれば、角田選手にチャンスが回ってきます。
特に注目すべきは:
- レーシングブルズの新人アービッド・リンドブラッドの適応状況
- ハジャーのレッドブル適応度
もし彼らが期待されたパフォーマンスを発揮できなければ、シーズン途中でも角田選手が呼び戻される可能性があります。
F1では珍しくないシナリオですよね。実際、2023年にはダニエル・リカルドがシーズン途中で復帰しました。
個人的にはリンド・ブラッドが適応状況が芳しくなくても、初年度に外される可能性は低いと思います。
また、ハジャーについても2025年のローソンのようなメンタルの不調が無い限りは、難しいと思っています。
シナリオ②:ハースF1チームへの移籍
可能性:低い
複数の海外メディアが、角田選手の2027年移籍先として最も有力視しているのがハースF1チームです。
考えられるシナリオは、
- オリバー・ベアマンのフェラーリの電撃移籍
角田選手のレッドブル時代の実績とデータは、ハースにとって魅力的でしょう。
情報ソースに乏しいのですが、信憑性は「?」ですが、2024年にハースを含む数チームとの交渉があったとの事で、可能性としては無くはないような気がします。
個人的に、現実的には厳しいシナリオだと思います。
ハースはトヨタとの連携が強くなっているのでホンダ色の強いドライバーを採用するのか?
そもそも、ベアマンがいくらフェア―リの秘蔵っ子と言えども、フェラーリのシートが空かない限りは、ハースにとって手放すには惜しいドライバーだからです。
もし移籍ができるのであれb、ハースは近年急成長していますし、2026年の新規則で混戦になれば、角田選手の経験が大きな武器になるはずです。
シナリオ③:アルピーヌF1チームへの加入
可能性:低い
もう一つの候補がアルピーヌF1チームです。
アルピーヌは2026年:
- コラピントのパフォーマンス次第では変更の可能性
さらに、アルピーヌは日本市場に関心を持っていると言われています。
日本人ドライバーの起用は、スポンサーシップやファンベースの拡大につながる可能性があります。
ただし、アルピーヌはコラピントのスポンサーマネーを頼りにしている所もあり、それ以上の金額を詰めるのかといえば、かなり厳しいところではあります。
シナリオ④:レッドブル陣営への復帰
可能性:低〜中
2027年、レーシングブルズに空きが出る可能性もゼロではありません。
- リンドブラッドのF1適正について
- チーム方針の変更
ただし、レッドブルは一度リザーブに回したドライバーを再び起用することに慎重な傾向があります。
過去の例を見ると、レッドブル陣営を一度離れて他チームで活躍し、その後戻ってくるパターンの方が多いですね。
シナリオ⑤:他カテゴリーへの挑戦
可能性:低いが、検討の余地あり
もしF1復帰が難しい場合、角田選手には他の選択肢もあります:
- インディカー:日本人ドライバーとして佐藤琢磨選手の後継者的存在に
- WEC(世界耐久選手権):ハイパーカークラスでの活躍
- スーパーフォーミュラ:日本に戻り、ホンダとの関係を強化
ただし、角田選手本人が「F1が人生のすべて」と語っているように、彼のF1への情熱は並々ならぬものがあります。
他カテゴリーへの移行は、よほどの状況にならない限りないでしょう。
世論は角田選手の復帰をどう見ているか
興味深いのが、英国メディアが行った世論調査です。「角田裕毅は2027年にF1復帰できるか?」という質問に対し、なんと85%が「NO」と回答したそうです。
これは衝撃的な数字ですよね。F1ファンの多くが、リザーブドライバーからの復帰は難しいと見ているわけです。
でも、私は少し違う見方をしています。
確かに厳しい状況ではありますが、角田選手には以下の強みがあります:
角田選手の強み
- 若さ:2026年で26歳。F1ドライバーとしてまだ伸びしろ有
- 実戦経験:5シーズンのF1経験は貴重
- 速さ:単純なスピードでは誰にも引けを取らない
- 成長曲線:2025年後半、明らかに安定感が増した
- 日本市場の価値:スポンサーシップの観点で魅力的
特に、2026年の新規則は全チームにとって未知の領域です。
混戦になる可能性が高く、経験豊富なドライバーの価値が上がるはずです。
個人的な考察:この「降格」は転機になるか
ここからは、完全に私個人の感想です。
正直に言えば、角田選手のリザーブ降格のニュースを聞いた時、最初はショックでした。「もうチャンスはないのか」とも思いました。
でも、情報を集めて分析するうちに、これは必ずしも悪いことではないと考えるようになったんです。
プレッシャーからの解放
F1レギュラーシートは、想像を絶するプレッシャーがあります。
毎週のように結果を求められ、一つのミスが命取りになる世界。角田選手は2021年のデビュー以来、ずっとそのプレッシャーの中で戦ってきました。
2026年はその重圧から解放され、純粋にドライビングと向き合える時間になるかもしれません。
アルボンも、リザーブ時代を振り返って「精神的に成長できた時期だった」と語っています。
技術的な深化のチャンス
シミュレーター作業やテストを通じて、マシンの技術的な側面をより深く理解できるようになります。
これは、レギュラードライバーとして走っているだけでは得られない経験です。
特に2026年の新規則は複雑で、技術的な理解が重要になります。
この1年間で、角田選手は誰よりも新規則マシンについて詳しくなる可能性があります。
それは2027年以降、どのチームに行っても武器になるはずです。
「飢え」を取り戻す
正直、角田選手は2024〜2025年、少しレギュラーシートに慣れてしまっていた部分もあったかもしれません。
もちろん全力で戦っていましたが、「失う恐怖」は薄れていたかも。
一度シートを失うことで、再び「どうしてもF1に戻りたい」という飢餓感を取り戻せるはずです。
その飢えこそが、次のステップへの原動力になると信じています。
他チームからの客観的評価
レッドブル内にいると、どうしてもレッドブル基準での評価になってしまいます。
でも、リザーブドライバーとして様々なチームと接触する機会が増えれば、他チームからの客観的な評価を得られます。
「レッドブルでは評価されなかったけど、うちのチームには合う」と考えるチームが現れる可能性は十分にあります。
実際、ハースやアルピーヌはそう考えているかもしれません。
まとめ:2026年は「充電期間」か「終わりの始まり」か
長くなりましたが、角田裕毅選手の2026年テストドライバー活動と、2027年復帰シナリオについて、私なりに徹底分析してみました。
結論として、私は角田選手の2027年F1復帰を信じています。
確かに道は険しいです。
85%の人が「復帰できない」と考えているのも理解できます。
でも、F1の歴史を見れば、リザーブから復帰した例はたくさんあります。
そして、2026年の新規則という「リセットボタン」は、角田選手にとって大きなチャンスになるはずです。
ハースやアルピーヌが、経験豊富で速い日本人ドライバーを欲しいと考えるのは自然なことです。特にハースは、現実的な選択肢だと思います。
2026年、角田選手は表舞台からは一歩引きますが、彼の戦いは終わっていません。
むしろ、ここからが本当の勝負なのかもしれません。
私たち日本のファンにできることは、角田選手を信じて応援し続けることです。
SNSでの応援、グッズの購入、レースの視聴。
すべてが、角田選手の「市場価値」を高めることにつながります。
そして、それが2027年のシート獲得の後押しになるかもしれません。
「角田裕毅の物語はまだ終わっていない。2027年、彼はより強くなってF1に帰ってくる。」
私はそう信じています。皆さんはどう思いますか?
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