
はじめに:F1界の静かなる実力者、ローラン・メキース
こんにちは!今日は2025年のF1界で最も注目されている人物の一人、ローラン・メキースについてお話ししたいと思います。
正直なところ、私も最初は「メキースって誰?」という感じだったんですよね(笑)。
でも、彼のキャリアや2025年の活躍を調べていくうちに、「この人、本物だな」と感じるようになりました。
派手さはないけれど、確かな実力と温かい人柄を持つリーダー。そんな印象です。
2025年7月、F1界に激震が走りました。
長年レッドブル・レーシングを率いてきたクリスチャン・ホーナーが突如退任し、後任として抜擢されたのがローラン・メキースだったのです。
ローラン・メキースとは?基本プロフィール
まずは基本情報から整理していきましょう。
- 名前:ローラン・メキース(Laurent Mekies)
- 生年月日:1977年4月28日(48歳)
- 出身:フランス・トゥール
- 学歴:ESTACA(パリの航空工学学校)、ラフバラ大学(イギリス)で機械工学を学ぶ
- 専門分野:空力エンジニア
- 現職:オラクル・レッドブル・レーシングCEO兼チーム代表(2025年7月〜)
フランス生まれのエンジニアで、25年以上にわたってモータースポーツの世界に身を置いてきた人物です。
派手なパフォーマンスで目立つタイプではなく、どちらかというと「静かな決意と技術的卓越性」で評価されている方なんですよね。
メキースのキャリア:地道に積み上げた実績
F1以前のキャリア(2000年代初頭)
メキースのキャリアは、実は非常に地道なんです。2000年にフォーミュラ3のアジアテックでキャリアをスタートさせ、その後アローズやミナルディといったF1チームでレースエンジニアとして経験を積みました。
正直、ミナルディって当時は弱小チームでしたよね。
でも、そういう厳しい環境で基礎を学んだことが、後の彼の強みになったんだと思います。
トロロッソ時代(2006年〜2018年)
メキースの名が知られるようになったのは、トロロッソ(現在のアルファタウリ、レーシングブルズ)時代です。
12年間もこのチームに在籍し、チーフエンジニア、車両パフォーマンス責任者として活躍しました。
この時期、若き日のセバスチャン・ベッテルの成長を支えたエンジニアの一人でもあったそうです。
地味かもしれませんが、確実に結果を出す仕事ぶりだったんでしょうね。
FIA時代(2015年〜2017年頃)
興味深いのは、メキースがFIA(国際自動車連盟)の安全ディレクターを務め、その後F1副レースディレクターにもなっていたことです。
これって、チームの立場だけじゃなく、F1全体を俯瞰する視点も持っているということなんですよね。
この経験が、後のチーム運営にも活きていると私は思います。
フェラーリ時代(2018年〜2022年)
そして2018年、メキースはスクーデリア・フェラーリにスポーティングディレクターとして加入します。
フェラーリといえば、F1で最も歴史と伝統のあるチーム。プレッシャーも相当なものだったはずです。
ただ、この時期のフェラーリは正直苦しい時代でした。2019年にはシャルル・ルクレールが台頭し始めたものの、チーム全体としては低迷期。2022年シーズン後、メキースはフェラーリを離れることになります。
個人的には、この「失敗体験」も彼にとって大きな学びになったんじゃないかと思うんです。
成功だけじゃなく、挫折も知っている人だからこそ、人の痛みがわかるというか。
アルファタウリ/レーシングブルズ代表時代(2023年〜2025年7月)
2023年、メキースはスクーデリア・アルファタウリ(後にレーシングブルズに改名)のチーム代表に就任します。
そしてここで、日本の誇る角田裕毅選手との深い信頼関係を築くことになるんです。
2025年の激動:レッドブル代表就任と実績
予期せぬ昇進(2025年7月)
2025年7月、F1界に衝撃が走りました。長年レッドブルを率いてきたクリスチャン・ホーナーが突然解任され、後任としてメキースが抜擢されたのです。しかもシーズン途中という異例の事態。
想像してみてください。
シーズン真っ只中、しかもマクラーレンが猛追してくる中での突然の代表交代。
普通ならチームが混乱してもおかしくない状況です。(いや、すでにチーム自体が混乱してたか)
チームを立て直した手腕
でも、メキースは見事にチームをまとめ上げたんです。
2025年シーズン後半、レッドブルは技術的な改善を進め、マクラーレンに対抗できるマシンへと進化させました。
最終戦アブダビGPまでタイトル争いがもつれ込み、結果的にマクラーレンのランド・ノリスが初チャンピオンを獲得しましたが、マックス・フェルスタッペンも最後まで戦い抜きました。
メキース自身がインタビューで語っていたのが印象的でした。
「マックスは車に搭載された最も高価なセンサーであり、同時に最高のセンサーでもある」と。技術者らしい表現ですが、フェルスタッペンへの深い信頼が感じられますよね。
「純粋なレース」への回帰
メキースが代表就任後、特に強調しているのが「政治よりも純粋なレースに集中する」という姿勢です。
ホーナー時代のレッドブルは、確かに速かったけれど、パドックでの政治的な駆け引きや他チームとの軋轢も目立っていました。
メキースは「ライバルへの敬意」を大切にし、より健全な競争環境を作ろうとしているんです。
私個人としては、この方針転換、すごく好感が持てるんですよね。
もちろん勝つことは大事です。でも、相手をリスペクトしながら戦うって、スポーツの本質じゃないですか。
2026年への準備:エンジン自社開発の「クレイジーな挑戦」
そして2026年。
F1は新しいレギュレーションに移行しますが、レッドブルは何と自社でパワーユニットを開発するという「クレイジーな」決断をしています。
メキースもこの決断を支持しており、「眠れない夜が続くけれど、これこそがレッドブルらしい挑戦だ」と語っています。
エンジニア出身の彼だからこそ、この技術的チャレンジの難しさも、可能性も、両方理解しているんでしょうね。
メキースの人柄:「誰もが彼を愛さずにはいられない」
さて、ここからが本題です。メキースの人柄について、いくつかのエピソードをご紹介します。
角田裕毅との特別な関係
メキースの人間性が最もよく表れているのが、角田裕毅選手との関係です。
角田選手自身がインタビューでこう語っています。「友達のように色々なことを相談できる。自宅にも招待してくれた」
チーム代表がドライバーを自宅に招くって、なかなかないことですよね。メキースは角田選手と「セッションごとに必ず会話している」とも語っており、コミュニケーションを本当に大切にしている人なんです。
封建主義からの脱却
前任のフランツ・トスト代表は、上下関係や根性を重んじる「封建主義的」なマネジメントスタイルでした。対照的に、メキースはより現代的で対話重視のアプローチを取っているんです。
角田選手が2025年のレギュラーシート獲得に失敗した時も、メキースは「誰もが彼を愛さずにはいられない」「もう一度チャンスが訪れるはずだ」と、最大限の賛辞を送っています。
部下を公の場でこれだけ褒めるって、なかなかできることじゃないです。
しかも、シートを失った選手に対してですからね。これは本当に、角田選手の才能と人柄を認めている証拠だと思います。
「エンジニアの心を持つ人」
ニューヨーク・タイムズのThe Athleticは、メキースを「心を持ったエンジニア」と表現しています。
技術的な知識と人間的な温かさ。この両方を兼ね備えているって、リーダーとして本当に理想的だと思いませんか?
コミュニケーション重視のリーダーシップ
1Passwordのブログでのインタビューでは、メキースのリーダーシップスタイルについて興味深い指摘がされています。「明確なコミュニケーション、サポート、そして各分野の専門家に主導権を与えること」
これって、マイクロマネジメントとは真逆のアプローチですよね。
専門家を信頼して任せる。
でも、サポートは惜しまない。こういうリーダーの下で働きたいって、誰もが思うんじゃないでしょうか。
私が感じるメキースの魅力
ここからは完全に私個人の感想なんですけど、メキースの魅力って「派手じゃないけど本物」っていうところだと思うんです。
F1の世界って、どうしても派手なパフォーマンスをする人が注目されがちじゃないですか。
でも、メキースは違う。地道にキャリアを積み重ね、失敗も経験し、それでも諦めずに前に進んできた。
しかも、成功しても偉ぶらない。
ドライバーを家に招いたり、セッションごとに話をしたり。
そういう人間らしさを失わないところが、本当に素敵だなって思います。
2025年シーズン、突然の大役を任されて、しかもシーズン途中という最悪のタイミング。
それでもチームをまとめ上げて、最終戦まで戦える体制を作った。
これって、技術だけじゃなく、人間力があってこそだと思うんですよね。
課題も見えてくる2026年
もちろん、メキースにとって課題もあります。
2025年末、レッドブルの重鎮ヘルムート・マルコが20年のキャリアに終止符を打ちました。
マルコの持っていた経験と人脈を、メキース一人で補えるのかという疑問の声もあります。
さらに、2026年の自社製パワーユニット開発。
これは本当に「眠れない夜」が続く挑戦になるでしょう。
失敗すれば、チームの競争力が大きく損なわれるリスクもあります。
でも、私は思うんです。
こういう困難な状況こそ、メキースのような「心を持ったエンジニア」が真価を発揮する場面なんじゃないかって。
まとめ:メキースはF1の新時代を象徴する存在
ローラン・メキースという人物を一言で表すなら、「誠実な実力者」でしょうか。
- 25年以上のモータースポーツ経験
- トロロッソからフェラーリ、そしてレッドブルへ
- 2025年シーズン途中の抜擢という異例の状況を見事に乗り切った実績
- 「政治より純粋なレース」を重視する姿勢
- ドライバーとの深い信頼関係を築ける人間性
- 技術的卓越性と人間的温かさを兼ね備えたリーダーシップ
2026年、新しいF1レギュレーションの時代が始まります。
そこでメキースがどんなチームを作り上げるのか、本当に楽しみです。
角田裕毅選手も「将来的にF1グリッドに戻れると信じている」とメキースが語っているように、彼の下で新しいチャンスが生まれるかもしれません。
派手なパフォーマンスはないかもしれないけれど、確かな技術と温かい心で、F1の新時代を切り開いていく。
そんなローラン・メキースの今後に、私は大いに期待しています。
皆さんはどう思いますか?メキース代表のレッドブルの今後を注目していきましょう!
関連キーワード:ローラン・メキース、Laurent Mekies、レッドブル代表、F1チーム代表、角田裕毅、マックス・フェルスタッペン、レッドブルレーシング、F1 2025、F1 2026、レーシングブルズ、フェラーリ、トロロッソ、F1エンジニア