モータースポーツ

中村紀庵ベルタの挑戦!ウイリアムズF1育成加入と2026年への期待

今日は、モータースポーツ界で注目を集める若手レーシングドライバー、中村紀庵ベルタさんについてお話ししたいと思います。

2026年1月にウイリアムズF1チームの育成プログラムに加入したばかりの彼の、これまでのキャリアと今後の展望について、私の個人的な感想も交えながら詳しくご紹介していきますね。

中村紀庵ベルタはどんなドライバー?多国籍な背景を持つ18歳の逸材

中村紀庵ベルタ(Kean Nakamura-Berta)さんは、2007年11月12日生まれの18歳。
日本人の母親とスロバキア人の父親を持ち、イギリス・ロンドンで生まれました。

日本とスロバキア、そしてイギリスという3つの国と深い繋がりを持つ、まさにグローバルなドライバーなんです。

5歳までは日本で育ち、その後ロンドンに移住。父親の仕事の関係でイギリスに住みながら、学業とレース活動を両立させてきました。

この多文化的な背景は、彼のレーシングスタイルや柔軟な思考にも影響を与えているのではないかと、個人的には感じています。

カート時代から輝かしい実績!世界チャンピオンへの道のり

2019年〜2020年:カートでの基礎作り

中村選手のモータースポーツキャリアは、カートから始まりました。2019年、ル・マンで開催されたIAMEインターナショナル決勝でX30ミニカテゴリのタイトルを獲得。これが彼の最初の大きな成功でした。

2020年には60ミニカテゴリに参戦し、WSKユーロ・シリーズとWSKスーパーマスターシリーズでシリーズ2位を獲得。まだ12〜13歳という若さで、ヨーロッパのトップカテゴリーで結果を残し始めていたんです。

2021年:歴史的快挙!日本人初のカート世界チャンピオン

そして2021年、中村選手はFIAカート世界選手権OKジュニアクラスで優勝し、日本人として史上初のカート世界チャンピオンに輝きました!これは本当に凄いことです。

カート界では世界中から才能ある若手ドライバーが集まる中、日本人として初めてこのタイトルを獲得したというのは、日本のモータースポーツ史に残る偉業だと思います。

さらに同年、サウスガルダ・ウィンターカップでもタイトルを獲得。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いでした。

2022年:ヨーロッパチャンピオンへ、そしてアルピーヌ育成加入

2022年にはカート・ヨーロッパ選手権のOKクラスで優勝

世界チャンピオンに続き、ヨーロッパチャンピオンにも輝きました。この実績が認められ、F1チームのアルピーヌが運営する「アルピーヌ・アフィリエイト」に加入。翌2023年には正式に「アルピーヌ・アカデミー」のメンバーとなりました。

当時まだ14〜15歳でF1チームの育成プログラムに入るというのは、それだけ将来性を高く評価されていた証拠ですよね。

シングルシーターへの転向:2023年〜2024年の挑戦

2023年:F4デビュー

2023年秋、中村選手はカートからシングルシーター(フォーミュラカー)に転向します。

名門プレマ・レーシングからフォーミュラ4・東南アジア選手権に2戦出場し、6レース中ポールポジション3回、ファステストラップ2回という素晴らしい速さを見せました。

2024年:アップダウンの1年

2024年は中村選手にとって、成長と挫折が混在した1年でした。

フォーミュラ4・UAE選手権では、開幕戦でシングルシーター初優勝を飾り、最終的に総合2位という好成績。2勝を挙げ、表彰台にも7回登りました。

一方、メインのイベントであるイタリアF4選手権では、前半は苦戦。開幕戦で3位表彰台を獲得したものの、その後はなかなか結果が出ませんでした。しかし後半戦に入ると、第5戦ポール・リカールで待望の優勝!その後も表彰台を重ね、最終的に総合6位でフィニッシュ。

ただ、ルーキータイトルは同じくプレマ所属のアレックス・パウエル選手にわずか6ポイント差で逃してしまいました。正直、この結果は本人にとって悔しかったでしょうね。

そして2024年シーズン終了後、アルピーヌ・アカデミーから離脱することになります。F1を目指す若手ドライバーにとって、育成プログラムから外れるというのは大きな痛手です。ここで諦めてしまうドライバーも少なくありません。

2025年:復活のシーズン!イタリアF4&E4ダブルチャンピオン達成

しかし、中村選手はここで終わりませんでした。2025年、彼は見事に復活を遂げます。

フォーミュラ・リージョナル中東選手権での好スタート

オフシーズン期間中、ムンバイ・ファルコンズからF4・中東選手権に参戦。

開幕戦で3レース全てで2位表彰台を獲得し、好調なスタート。最終的に優勝1回、表彰台10回で総合3位という立派な成績を残しました。

イタリアF4での圧倒的強さ

そして2025年の本命、イタリアF4選手権では、前年の雪辱を果たします。

プレマ・レーシングに留まった中村選手は、20レース中9勝を挙げる圧倒的な強さを発揮!ポールポジションも9回獲得し、17回も表彰台に登りました。

この成績でイタリアF4チャンピオンに輝いたのです。

前年6位からの大逆転劇ですよ!アルピーヌ育成を離脱してから、独力でここまで這い上がってきたわけです。
これは本当に素晴らしい精神力だと思います。

E4選手権でもチャンピオン獲得

さらに、同じF4規格で行われるE4選手権(旧ユーロ4選手権)でも4勝を挙げてチャンピオンを獲得。イタリアF4とE4のダブルタイトル獲得という、史上初の快挙を達成しました。

個人的には、この2025年シーズンの中村選手の走りには本当に感動しました。一度育成プログラムから外れるという挫折を経験しながらも、諦めずに戦い続け、しかも前年以上の結果を出す。これこそがトップドライバーに必要な「メンタルの強さ」なんだと思います。

2026年1月:ウイリアムズF1ドライバー・アカデミー加入!

そして2026年1月、ビッグニュースが飛び込んできました。中村紀庵ベルタ選手がウイリアムズF1チーム・ドライバー・アカデミーに加入することが発表されたのです!

ウイリアムズは、F1の歴史ある名門チーム。近年では、ローガン・サージェント選手やフランコ・コラピント選手といった育成ドライバーをF1デビューさせており、育成実績も豊富です。

アルピーヌを離脱した後、独力でF4チャンピオンになったことで、再びF1チームの育成プログラムに戻ってこられたわけです。

中村選手は発表に際してこうコメントしています:

「今年、ウイリアムズF1チーム・ドライバー・アカデミーに加入することができ、本当にワクワクしている。多くの成功を収め、長い歴史を持つチームの一員になれることを誇りに思う。フォーミュラ・リージョナルでのレースは新たな挑戦になるので、特に楽しみにしている」

ウイリアムズのスポーティングディレクター、スヴェン・スミーツ氏もこう評価しています:

「彼は大きな可能性を示しており、学習能力、適応力、そして最終的にチャンピオンシップを勝ち取る力を持っていることを証明してきた」

2026年の挑戦:フォーミュラ・リージョナルへステップアップ

2026年、中村選手はF4からステップアップし、フォーミュラ・リージョナルカテゴリーに挑戦します。

具体的には:

  • フォーミュラ・リージョナル中東選手権(FRME)
  • フォーミュラ・リージョナル・ヨーロッパ選手権(FREC)

この2つのシリーズに参戦予定です。

フォーミュラ・リージョナルは、F4の上位カテゴリーで、F3への登竜門とされています。

車両のパワーも増し、空力も複雑になるため、ドライバーにより高度な技術が求められます。

F1を目指すドライバーにとって、このカテゴリーでどれだけ結果を残せるかが、次のステップであるF3、そしてF2へと進めるかどうかの分かれ道になります。

個人的な期待と展望

正直なところ、私は中村選手の2026年シーズンに大きな期待を寄せています。

理由はいくつかあります。

1. 逆境を乗り越えた経験 

アルピーヌ育成を離脱してからの1年で、彼は大きく成長したはずです。
挫折を知り、そこから這い上がってきた選手は強い。この経験は、プレッシャーのかかるレースで必ず活きてくると思います。

2. プレマ・レーシングとの継続関係

2024年から2025年とプレマで走り続けてきた中村選手。
チームとの信頼関係も構築されているでしょう。フォーミュラ・リージョナルでもプレマから参戦するかは未発表ですが、もし継続できれば大きなアドバンテージになります。

3. ウイリアムズのサポート体制 

ウイリアムズF1の育成プログラムは、シミュレーター使用、テクニカルサポート、フィジカルトレーニングなど、充実した支援体制があります。F1チームのバックアップがあることで、彼のドライビングはさらに洗練されていくでしょう。

4. 多国籍なバックグラウンド

日本、スロバキア、イギリスという3つの文化圏で育ってきた中村選手。
このグローバルな視点は、様々なサーキット、チーム環境に適応する上で強みになると思います。

課題と懸念点

もちろん、楽観視ばかりはできません。

フォーミュラ・リージョナルには、F4以上に経験豊富なドライバーが集まります。

特にヨーロッパ選手権では、F3からステップダウンしてきたドライバーや、すでに複数年フォーミュラ・リージョナルで戦っているベテランもいます。

カテゴリーが上がるごとに、資金面の問題も大きくなっていきます。

F4からF3、F2と進むにつれて、参戦費用は跳ね上がります。ウイリアムズの育成ドライバーになったことで、ある程度のサポートは期待できますが、長期的なキャリアを考えると、スポンサーの確保も重要な課題になってくるでしょう。

また、F1への道のりは非常に険しいものです。世界中から才能あるドライバーが集まる中、F1のシート(座席)は20しかありません。
育成プログラムに入ったからといって、必ずF1デビューできるわけではないのが現実です。

日本人ドライバーとしての意義

中村紀庵ベルタ選手は、日本とスロバキアの二重国籍を持っていますが、母親が日本人であり、幼少期を日本で過ごした経歴もあります。
日本のモータースポーツファンにとって、彼は「日本人ドライバー」として応援したい存在です。

現在のF1には、角田裕毅選手(レッドブル・レーシング所属)が活躍していますが、将来的に複数の日本人ドライバーがF1で走る日が来るかもしれません。中村選手はその候補の一人として、大きな可能性を秘めています。

2021年のカート世界選手権で日本人初の世界チャンピオンになったこと、2025年にイタリアF4とE4のダブルタイトルを獲得したこと。これらの実績は、日本のモータースポーツ史に確実に刻まれています。

個人的には、中村選手が今後さらに上のカテゴリーで活躍し、いつの日かF1のグリッドに立つ姿を見てみたいです。
そのためには、2026年のフォーミュラ・リージョナルで結果を残すことが絶対条件。応援しています!

まとめ:中村紀庵ベルタ、2026年は飛躍の年になるか?

中村紀庵ベルタ選手の2026年1月までのキャリアをまとめると:

  • カート時代:2021年カート世界チャンピオン(日本人初)、2022年ヨーロッパチャンピオン
  • 2023年:F4デビュー、アルピーヌ・アカデミー所属
  • 2024年:イタリアF4で6位、アルピーヌ育成離脱
  • 2025年:イタリアF4とE4のダブルチャンピオン獲得(史上初)
  • 2026年:ウイリアムズF1ドライバー・アカデミー加入、フォーミュラ・リージョナルに参戦予定

18歳という若さで、すでにこれだけの実績を積み上げてきた中村選手。一度は育成プログラムから外れるという挫折を経験しながらも、自力で這い上がり、さらに強くなって戻ってきました。

2026年のフォーミュラ・リージョナルは、彼にとって新たな挑戦であり、F1への階段をさらに登るための重要なステップです。速さは証明済み。あとは新しいカテゴリーにどれだけ早く適応し、ライバルたちと戦えるか。

ウイリアムズF1チームの育成ドライバーとして、プレッシャーもあるでしょう。でも、これまでの彼の歩みを見ていると、そのプレッシャーすらも力に変えてしまいそうな気がします。

2026年シーズン、中村紀庵ベルタ選手の走りに注目です!日本のモータースポーツファンとして、彼の活躍を心から応援しています。いつの日か、F1のグリッドで日の丸を背負って戦う彼の姿を見られる日を夢見て。。。


  • この記事を書いた人

すけろく

ちょっと工夫するだけで、生活の質が爆上がりするようなネタを提供しています。近頃アリエク沼とiherb沼にドハマり中なので、近々そんなのも紹介してます。

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