
今日は、F1ファンなら誰もが気になっているセルジオ・ペレス選手の2026年キャデラック移籍について、詳しくお話ししていきたいと思います。
2024年末にレッドブルとの契約解除という衝撃的なニュースが飛び込んできましたが、2026年にキャデラックF1チームで復帰することが正式に発表されました。
果たして、この移籍はペレス選手にとって第二のキャリアの始まりとなるのでしょうか?
レッドブル時代の栄光と挫折:何が起きたのか
まず、ペレス選手のレッドブル時代を振り返ってみましょう。
2021年にレッドブル・レーシングに加入してから、彼は確かにチームの成功に貢献してきました。
通算6勝、39回もの表彰台獲得という素晴らしい実績を持つドライバーです。
特に2023年シーズンは、ペレス選手にとって最高のシーズンと言えるでしょう。
サウジアラビアGPとアゼルバイジャンGPで優勝を飾り、シーズン9回の表彰台を獲得しました。
レッドブルがコンストラクターズ・タイトルを獲得し、マックス・フェルスタッペン選手が4度目のドライバーズ・タイトルを獲得する上で、ペレス選手の貢献は非常に大きかったんです。
なぜレッドブルを離れることになったのか
しかし、2024年シーズンは状況が一変しました。
モナコGPで2026年末までの契約延長にサインした直後から、パフォーマンスが急落したんです。
これは本当に不思議な現象でした。契約延長という安心材料を得たはずなのに、なぜか成績が伸び悩んでしまったんですね。
チームメイトのフェルスタッペン選手との差が目立つようになり、レッドブル内部では後任候補の噂が絶えませんでした。
そして2024年12月18日、ついにレッドブルとの契約解除が正式に発表されたのです。
個人的には、この契約解除は両者にとって避けられない選択だったと思います。
ペレス選手は後半戦、明らかに精神的なプレッシャーに押しつぶされているように見えました。
レッドブルというトップチームで、史上最強と言われるドライバーの隣でレースをする重圧は、想像を絶するものがあったでしょう。
2025年のブランク期間:沈黙の1年が意味するもの
2025年シーズン、ペレス選手はF1グリッドから姿を消しました。
後任としてリアム・ローソン選手が起用され、さらにローソン選手は角田裕毅選手と交代することになりました。
この1年間のブランクは、ペレス選手にとって何だったのでしょうか?
最近のインタビューでは、「家族と過ごす時間を持ち、様々なテストも行ったが、それでも時間が足りなかった」と語っています。
彼はこの期間を単なる休養ではなく、リフレッシュと再出発の準備期間として過ごしていたんですね。
レッドブルでの最後のシーズンは、ペレス選手にとって非常に厳しいものでした。
そのプレッシャーから解放され、自分自身と向き合う時間を持てたことは、むしろ良かったのかもしれません。
2026年キャデラック移籍:新たな挑戦への期待
そして2025年8月26日、待望のニュースが飛び込んできました!
キャデラックF1チームが、2026年シーズンのドライバーラインアップとして、セルジオ・ペレスとバルテリ・ボッタスを起用することを正式発表したのです。
キャデラックF1チームとは?
キャデラックF1は、ゼネラルモーターズ(GM)のサポートを受けて2026年からF1に新規参入する、11番目のチームです。
完全な新規チームがF1に参戦するのは、2016年のハース以来、実に10年ぶりのことなんです!
チームの本拠地はF1の聖地とも言えるイギリスのシルバーストーン近郊に構えられ、2026年1月17日にはシルバーストーン・サーキットで初めてのシェイクダウン(試走)を成功させました。
グレアム・ロードン代表は「開発は全て予定通り進んでいる」と自信を見せており、パドック内でも早くも「本物の脅威となるのでは」との評価が広がっています。
なぜペレスとボッタスなのか?
この人選、最初は「ベテラン過ぎるのでは?」という声もありました。
ペレスは36歳、ボッタスは37歳(2026年時点)という年齢ですからね。
しかし、新規参入チームがこの2人を選んだ理由は明確です。
経験の重要性です。
合計527回ものグランプリ出走経験を持つ2人は、マシン開発において非常に的確なフィードバックを提供できます。
新チームにとって、初年度は何よりも「マシンをしっかりと理解し、開発の方向性を定める」ことが最優先課題です。
若手ドライバーを起用して速さを追求するのは、その後でも遅くないという判断なんですね。
個人的には、この選択は非常に賢明だと思います。
ボッタスはメルセデスで長年トップチームの開発を経験し、ペレスもレッドブルで最先端のマシン開発に携わってきました。
この2人の知識とフィードバック能力は、新チームにとってお金では買えない財産になるはずです。
ペレスの決意:「楽しむためにF1に戻る」
ESPN のインタビューで、ペレス選手は移籍の理由についてこう語っています。
「レッドブルでの最後の年は本当に厳しかった。キャデラックに決めたのは、再びF1を楽しむためだ」
この言葉に、私は非常に共感しました。
F1ドライバーとして最も大切なことは、やはり「レースを楽しむ」ことなんだと思います。
もちろん結果を出すプレッシャーはありますが、楽しめなければ良いパフォーマンスは発揮できません。
また、ペレス選手は「もう証明すべきことはない。ただ、F1キャリアをレッドブルでの苦しい終わり方で終えることはできなかった」とも語っています。
この言葉からは、35歳のベテランドライバーとしての誇りと、もう一度自分らしいレースをしたいという強い思いが伝わってきます。
2026年F1の大変革:ペレスにとってチャンスか
実は、2026年はF1にとって歴史的な転換点となる年です。パワーユニットとレギュレーションが大幅に変更されるんです。
新レギュレーションの主なポイント
- パワーユニットの電動化強化:MGU-Hが廃止され、より電動化が進みます
- エアロダイナミクスの変更:DRSが拡張され、コーナーでの空力調整も可能に
- マシン全体の軽量化:よりコンパクトで機敏なマシンへ
これは何を意味するのでしょうか?
全てがリセットされるということです。既存のチームもキャデラックのような新チームも、ほぼ同じスタート地点から始まることになります。これは新規参入チームにとって、またペレス選手にとっても大きなチャンスなんです。
過去の経験や既存のマシンデータが通用しにくくなる一方で、ドライバーの適応力と経験がより重要になります。
ペレスのような14年のF1キャリアを持つドライバーにとって、これは強みになるはずです。
メキシコGPとの関係:ペレスの価値は速さだけじゃない
ここで忘れてはいけないのが、ペレス選手がメキシコ出身であることの重要性です。
メキシコGPは2025年5月に2028年までの開催契約延長を発表しました。
ペレスがF1に現役でいることは、メキシコGPの興行面でも非常に大きな意味を持ちます。
彼の存在は中南米市場でのF1人気を牽引する重要な要素なんです。
さらに、ペレスの後ろには大富豪カルロス・スリム氏がスポンサーとして付いています。
スリム氏の優秀な弁護団が契約交渉に関与しているとも言われており、ペレスのF1復帰には強力な経済的バックアップがあるんですね。
キャデラックは成功できるのか?冷静な分析
正直に言って、キャデラックの2026年初年度は厳しい戦いになると予想されます。
新規参入チームがいきなり表彰台争いに加わることは、現代F1では非常に難しいからです。
ハースF1も2016年の参入初年度こそ5位入賞などの好結果を残しましたが、その後は中団~下位グループでの苦戦が続いています。
キャデラックも同様の道を辿る可能性は高いでしょう。
キャデラックの強みと課題
強み:
- GMという巨大企業の全面的なバックアップ
- シルバーストーン近郊という最適な立地
- 経験豊富なドライバーペアによる的確な開発フィードバック
- 2026年レギュレーション変更というリセットの機会
課題:
- 人材確保がまだ完了していない(ロードン代表談)
- 新規チームとしてのノウハウ不足
- 既存トップチームとの技術力・資金力の差
- パワーユニット供給(初年度はフェラーリPUを使用予定)
個人的には、初年度は「ポイント獲得を目標に、着実にマシンを理解する」というのが現実的な目標だと思います。
そして2027年、2028年と徐々にステップアップしていく長期的な視点が必要でしょう。
ペレスにとっての成功とは?
では、ペレス選手にとっての「成功」とは何でしょうか?
もちろん優勝や表彰台を獲得できれば最高です。
しかし、36歳という年齢と新規チームという状況を考えると、それだけが成功の指標ではないと思います。
私が考えるペレス選手の成功とは:
- チーム開発の基盤作り:キャデラックが将来のトップチームになるための基礎を築くこと
- 楽しんでレースすること:レッドブル時代の後半に失ってしまった、レースの楽しさを取り戻すこと
- 若手ドライバーの育成:将来キャデラックに加わる若手ドライバーのために、チームとマシンを整えること
- メキシコのヒーローとして:母国メキシコのF1人気を支え続けること
ペレス選手自身も「もう証明すべきことはない」と語っているように、彼にとっての2026年以降は、キャリアの集大成として自分らしいレースをすることが最も重要なのではないでしょうか。
2026年シーズンへの期待:私たちファンができること
2026年1月17日、キャデラックは初めてのシェイクダウンを成功させました。
そのマシンが実際にサーキットを走る姿を見た時、F1の新しい時代の幕開けを感じました。
ペレス選手も、すでにキャデラックのシミュレーターでラップを重ね、2026年に向けた準備を着々と進めています。
私たちファンにできることは、新しい挑戦に向かうペレス選手とキャデラックチームを温かく見守り、応援することだと思います。
初年度は結果が出なくても、長い目で彼らの成長を楽しみたいですね。
特にメキシコGPは、ペレス選手にとって特別なレースになるはずです。
母国のファンの前で、新しいキャデラックのマシンを駆る姿を想像すると、今から楽しみで仕方ありません!
まとめ:ペレスの第二章はこれから始まる
セルジオ・ペレス選手のF1キャリアは、決して順風満帆ではありませんでした。
ザウバーでのデビューから、マクラーレンでの苦労、フォースインディア/レーシングポイントでの復活、そしてレッドブルでの栄光と挫折。14年間のF1キャリアは、まさに波乱万丈でした。
しかし、2026年からのキャデラック移籍は、彼のキャリアの「第二章」の始まりです。
もう何かを証明する必要はありません。
ただ、F1を楽しみ、新しいチームと共に成長していく。それこそが、ベテランドライバーとしての最高の生き方なのかもしれません。
2026年、11チーム22台がグリッドに並ぶ新しいF1が始まります。
その中に、メキシコカラーを身にまとったキャデラックと、笑顔のペレス選手がいることを想像すると、本当にワクワクしますね。
皆さんも、ぜひペレス選手とキャデラックF1チームの新たな挑戦を一緒に応援しましょう!2026年シーズン、楽しみです!